カテゴリ:読書( 20 )


2011年 09月 25日

死と新幹線とお知らせ

今年に入って知り合いが立て続けに亡くなった。
涙するには少し遠い、
でも立ち止まってその人を偲ぶ数分間があるくらいの、そんな人々の死。
思えば、「死」とはなんだろうかって
考えるキッカケをくれるのは
そんな間柄の人々かもしれない。
だって近しい人の死は悲しみの方が強くて冷静ではない。
考えが「死」そのものへ至るのに時間がかかる。
時間がかかって至ればまだいい方で
「理不尽な別れ」とか「不可解な喪失」的な
認識するのを避けたままの状態で止まってしまったりする。


ちょっとした野暮用で数日実家に帰ることにした。
品川から新幹線だ。
計算違いで少し早く着いた。
軽食程度をさっと買ってホームに下りて
本を読みながら待った。
そう、ホームで待っていたのだ。
私が指定席を買っていたその新幹線が来るまで。
そして目の前を通り過ぎても気付かないでまだ待っていた。
つまり乗れなかったのです!
何故か。本に夢中になってしまったから。
梨木香歩さんの「家守奇譚」という本を読んでいました。
信じられなくて駅員さんに訊きました。
「新幹線は遅れていますか?」「遅れていません」
「私は乗り遅れたのでしょうか?」「知らんがな」
仕方なく次の次くらいに来た列車の自由席に乗りました。
座れてよかったです。
子供の頃よく「5分前行動」なんて言われましたが、
時間に余裕を持って行動しても、油断するとこういうことになって意味なし。
帰りは台風で新幹線がとまってしまって一日延びました。

さて10月、11月のAs You Likeツアーに向けて受付中のリクエストですが
続々集まってきております。
やはり各会場傾向があります。面白いです。どしどしリクエストしてくださいね。
まだまだお待ちしてますよ。
ちなみにオフィシャルサイトのTOP画面の写真は猪瀬紀子さん撮りおろしですにょ。
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by santarablog1 | 2011-09-25 18:32 | 読書 | Comments(1)
2011年 01月 26日

MUSIC LIFE その魅惑の世界 最終回

前回までのあらすじ

スタジオでの待ち時間に出会ったほぼ骨董品の音楽雑誌MUSIC LIFE。
そこには憧れのロッカー達が血気盛んであった70年代の空気が
閉じ込められていたのだった・・・。
と同時に手作り感満載の楽器屋広告事情も閉じ込められていたのだった・・・。
さらにすごいのが読者投稿ページなのだった・・・。

ペンフレンド募集のコーナーもさることながら
その他にも自分の考えたダジャレやミュージシャン宛てのメッセージを
投稿するコーナーもある。
その名も「He saids,She saids」

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ロックなぞなぞ。

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純粋なヤングの悩みに、汚れちまった私を痛感。

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パール会の京子。危険人物。

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ねぇなんで?なんでそう思ったの??
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by santarablog1 | 2011-01-26 12:24 | 読書 | Comments(1)
2011年 01月 15日

MUSIC LIFE その魅惑の世界 3

前回までのあらすじ

スタジオでの待ち時間に出会ったほぼ骨董品の音楽雑誌MUSIC LIFE。
そこには憧れのロッカー達が血気盛んであった70年代の空気が
閉じ込められていたのだった・・・。
と同時に手作り感満載の楽器屋広告事情も閉じ込められていたのだった・・・。


雑誌には読者投稿ページがつきものだ。
その微笑ましさは現代のものと比較にならない。

まずはペンフレンド募集のコーナーからの抜粋。
モザイクの部分にはばっちり住所と本名が書いてある。
のどかな時代だ。

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 ござんす。

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 男の子ちゃん。

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 会話風。ギリシャ神話と漫画・・・。

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 ハードロックを形容する言葉として「ギンギラギン」

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 手製の封筒・・・。
 
 
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by santarablog1 | 2011-01-15 20:55 | 読書 | Comments(5)
2011年 01月 13日

MUSIC LIFE その魅惑の世界 2

前回までのあらすじ

スタジオでの待ち時間に出会ったほぼ骨董品の音楽雑誌MUSIC LIFE。
そこには憧れのロッカー達が血気盛んであった70年代の空気が
閉じ込められていたのだった・・・。


雑誌には広告ページがつきものだ。
その味わい深さは現代のものとは比較にならない。
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確かイシバシ楽器の広告。思い出アルバム風。

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しりあがり寿風。

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筆ペンで書いちゃった。
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謎の楽器ピアニックス。とても欲しい。
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by santarablog1 | 2011-01-13 14:35 | 読書 | Comments(1)
2011年 01月 11日

MUSIC LIFE その魅惑の世界 1

スタジオ作業粛々と進行中です。

スタジオ内では「待つ」というのもひとつの仕事です。
自分がブースに入らない時、エンジニアさんがデータをいじっている時、
機材調整中の時、何かにつけ待つ。
スタッフに至ってはほぼ待っている状態と言ってもいいでしょう。
その間、PCを持ち込んで仕事する人もいるし、
本を持ってきて読む人もいます。
そのどちらも用意してきていない人の為に
雑誌が置いてある場合があります。
やはり音楽系のマニアックな雑誌が多いですね。

今お世話になっているBSTスタジオコントロールルームにも
雑誌が置いてあるのですが、それがすごい。
70年代中頃のMUSIC LIFE。音楽専門誌。
(98年廃刊)
ほぼ骨董品です。
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我々ロックミュージシャンが憧れるたくさんのヒーロー達の
若くてかっこよかった時代の写真がたくさん載ってる。
ジョンレノンは生きてるし、クイーンも絶賛売出し中。
カーリーサイモンは美しく、ストーンズは昔からずっとスターです。

そして時代を感じさせる数々の言葉。

ここで一部を紹介しようと思います。

まずは露骨な単語のチョイス。
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なんとなく田舎人間の方には選ばれたくない。
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横溝的ロマンを感じる。
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ストリーキングが流行ってたらしいよ。
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郡山フェスと超能力・・・
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by santarablog1 | 2011-01-11 13:09 | 読書 | Comments(1)
2010年 11月 22日

本は友達

ロハスな叔父ヒロシからのメッセージ。
来週久々に情熱段ボールを発送予定とのこと。
食べやすいもの希望ー。るるるー。
名前不明のもの入れないでー。るるるー。

読んだものをちゃんと記録しておけばよい。
一度読んで仕舞い込んだり手放したりしたものを
すっかり忘れてまた買っちゃうとか図書館で借りちゃうとか
しないで済むだろう。
どうも忘れた頃にそういう失敗をする。
気になるタイトルは毎度ちゃんと気になるってことだね。

最近移動中や待ち時間、楽屋で読んだ本数冊。

アイルランド幻想
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ピーター・トレメイン 著
甲斐 萬里江 訳

アイルランドの美しくもの淋しい風景が
目に浮かぶようだった。
行ったことないけど。
昔イギリスに搾取されていた頃のつらい話ばっかりなので
イギリスとクロムウェルがだいぶ嫌いになる。







東京B面ぶらぶら散歩
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まのとのま 著

お友達まのとのまさんの新作です。
相変わらず全編イラストですごい濃い。
大久保、赤羽、立石、蒲田など、
他のガイドブックが紹介しなさげで
私の好きげなDEEP東京情報満載。
あぁ散歩したい。









夜想曲集
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カズオ・イシグロ 著
土屋政雄 訳

カズオさんさすが。すごく上品だった。
「日の名残り」とか「私を離さないで」に比べると軽い。










明日も新たな本を持って伊東に行ってきます。
Pot Luck Niteです。
LIVE&温泉!待ってるぜ。
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by santarablog1 | 2010-11-22 21:21 | 読書 | Comments(1)
2010年 11月 04日

秋の夜長は「いやいい」

11月になった。
今月はレコーディングとPot luck niteのことを考えながらの
ひと月になるかと思います。

Twitterというのはあれですね、
やってみて思うけど
「ひたすら知り合いが多い、しかし親友と呼べる人がいない人」
みたいな悲しさがあるね。
Twitterをやってる人がそうみたいって言うんじゃなくて
Twitter自体がね。
でも皆さんと言葉を交わすのには便利なツールだからやめないと思う。
けどblogはもうちょっとちゃんとやろうと思う。
blogの方がちゃんと記録できる。

さて、最近読んだ本。
「沼地の記憶」トマスHクック著
面白かったです。実に「いやいい」。
「いやいい」という言葉は作った言葉です。
嫌なんだけど指の隙間から覗いちゃう気持ちを表した言葉。
みんなも「いやいい」使ってね。

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推理小説の表紙ってどれもこのテイストですね。
この表紙笑える。
ボンネットで頭を抱える男性&見開かれた目の図。
すっごく嫌な感じが表現されてると思わない?
秀逸。

推理小説って読んでるうちは夢中になるんだけど
読後の余韻がなくて普段あまり読まない。
でもこの作品は
主人公の青年教師の心理描写がしつこいくらい丁寧で
事件が起きて二転三転あって探偵が出てきて・・・
みたいな典型的なものとは違いました。
ちょっとしたことの積み重ねで主人公の気持ちが段々変化していくのがとてもリアル。


ひたひたと波打ち際が近づいてくる感じ。
最初は乾いた砂浜に立っていたのに気付くとくるぶしが濡れている。
そしていつの間にか膝まで。
そのうち沖へと流され始める。
あぁ書いてるだけで薄ら怖い・・・。「いやいい」でしょ?
同じような気持ちになった映画があるよ。
アンナと過ごした4日間」。ポーランド映画。
秋の夜長は「いやいい」が味わい深い。
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by santarablog1 | 2010-11-04 12:25 | 読書 | Comments(1)
2010年 10月 23日

ねたあとに&秋のおしらせ

秋花粉アタックだと思っていたらどうやら風邪だったみたいで
昨日は一日寝てました。
薬飲んでるからか、風邪の時はよくねむれるね。
うとうとが長く(もしかしたら短いかもしれないけど)続いたり
夢と現実を行ったり来たりする感覚がとても懐かしかった。
そういう時はいつも、かつて私が使っていた子供部屋の景色を
ぼんやり思い出す。
子供部屋の空気はなぜか蜂蜜の色をしている。

目が覚めるとベッドに寝転がったまま
長嶋有氏の「ねたあとに」という小説を読みました。
この小説はいい年した大人がぼろい山荘に集まって
ひたすらオリジナルなゲーム
(手作り、または麻雀牌などを使った独自ルールのゲーム)
をする様子をやたらと長くどうでもいいことを詳細に描いた
非常に挑戦的な作品で
最初のへんはなんだこりゃと思って読んでいたけど
途中くらいから映像が浮かんできてとてもよかった。
あぁもう少し読んでいたいのに・・・と思いながら
寝てしまうのだけど
そうすると私も登場人物にまじってゲームに参加している夢を見る。
熱でぼーっとしていることもあって
本の中の出来事だと思い込んでいるが、実は私が夢の中でこさえた部分、
が、ひとつふたつあるかもしれません。

さてー、お知らせです。
10月のサンタラは東京でふたつイベントに参加します。
ひとつは10/28下北沢ガーデン。
新しいライブハウスです。今ちょっと人気みたいね。
もうひとつは10/30代々木上原。
無料イベントGennai JAPANです。
砂田君のblogに詳しく書いてあるのでごらんになって。
今月上旬まではがっつりワンマンツアーだったので
人と一緒というだけでなんか新鮮。

11月は二度目のPot luck nite。
私にとって少し新しいことにチャレンジする予定で
もう準備し始めています。

出会いというのはありがたいもので
計画してそうなったこともあるけど
ほとんどが計画なしでそうなった。
たくさん刺激をください。
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by santarablog1 | 2010-10-23 18:18 | 読書 | Comments(2)
2010年 04月 21日

シバリョー

君のような人がシバリョーを読んではいけないよ、
他に何にも手につかなくなるよ、
長いし、作品いっぱいあるし。
と言われたことがあったのですが
読んでしまいました。
人がくれたので。花神というタイトルの上中下と三冊。
面白い。
ものすごく面白い。寝不足です。
さっきビール飲んだらうたたねしちゃったよ。
今、中巻が終わったところ。
twitterだと中巻終わったなう。とか言うらしいじゃん?
まぁまるでタイムマシンに乗って見てきたように書いてあるよ。
すごく変人だったんだろうなーシバリョー。
シバリョー読んでビール飲んでうたた寝なんておっさんだよ。
おっさんなう。そうは言わないか。

次はとりあえず1Q84の3を読まねばならんので
週末の旅の途中で下巻読破予定。
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by santarablog1 | 2010-04-21 22:51 | 読書 | Comments(2)
2010年 01月 26日

香菜里屋というビアバー

あぁ北森鴻さんまで亡くなってしまった・・・。

北森さんの本は
人にすすめられて、
ちょうどその直後に
品川駅の新幹線乗り場にある本売り場で見つけて
新幹線の中で読んだのを覚えている。
本売り場と書いたのは
本屋とも呼べないような小ささを表現したつもり。
そんな小さな本売り場に置いてあるくらいだから
とても人気のある作家さんであったのだと思う。
普段ミステリーをあんまり読まないこともあるのか
北森さんの鮮やかなトリックは
私にとってとても新鮮だった。

小説の舞台になっているのは
三軒茶屋の小さなビアバーで
そのビアバーで出てくる料理がとても美味しそうなのですよ。
こんなバーがあったらぜひ行きたいと思うような。

さて
私はただいまアイディアと格闘中です。
言葉が頭の中でぐるぐるしています。
この件に関してはまた追って
面白いお知らせができるはず!
できると信じてもうちょっとぐるぐるの時期が
続きます。
花粉も来た。
今日病院行ってきた。
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by santarablog1 | 2010-01-26 22:13 | 読書 | Comments(2)