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2015年 08月 23日

微熱の窓辺 第3回

期間限定で開催中です「微熱の窓辺」。

「微熱の欠片」というコーナーがあります。
私の歌詞ネタ帳の一部を公開したり、
名曲の歌詞を一緒に楽しんだするコーナーです。
皆さんからのレスポンスが多いコーナーでもあります。

「Cold Heart, Long Distance」をリリースした頃は
全収録曲の歌詞私的解説を連載していましたよ。
今日はその中から選んでみました。
昨年7/15配信第29回の「微熱の欠片」コーナーより
「バリトンギターと科学博物館のために」について書いた一文をお届けします。

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堆積してゆく時間
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早くも7曲目。
「バリトンギターと科学博物館のために」です。

今回のアルバムで一番厭世的な、
個人的には一番好きな歌詞です。
いつかこのことについて歌いたかったのよー、という感じ。
舞台は上野の森。

上野の公園には博物館も美術館も動物園もあって
これは本当に国民の宝だと思う。
みんなどんどん行こうぜ。
夏休みに東京に遊びに来る方はぜひ行って。
平日ならなおいいです。

私は博物館が好きだ。

空を見て、海を見て、山を見て、人間の小ささを感じる人もいるだろう。
博物館も同じ。
遠い昔の作者不詳の奇跡みたいな作品や
ただただ偶然自然の力だけでできたこのうえなく美しい物が山ほどあるんだ。
名の知れた芸術家の作品は
美しいもののほんの一握りでしかない。

人間の小ささ、私なんか、自我なんか屁の足しにもならんことをひしひし感じる。
時間や歴史の流れにこのまますっぽり埋もれてしまいたいと願う。
いやそもそも私は時間や歴史の小さな小さな欠片なんだから何も心配いらない。
願わずとも埋もれてゆける。

私は他者であり世界であり、敵も味方もない。

すると心穏やかにさっぱり禊したような気になるんですね。
こういう境地、仏教だとなんか名前が付いているんだろうな。


この感覚をどうやって嫌味でなく曲に乗せるか
ずっと前からぼんやり考えていたんだけど
こうなったら私の大好きなバリトンギターとくっつけちゃえとひらめいた。
バリトンギターはカントリーによく使われる楽器。
ドリーミーなムードが出る。
またヘヴィメタルにもよく使われます。

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by santarablog1 | 2015-08-23 13:27 | 微熱の窓辺 | Comments(1)
Commented by Nori at 2015-08-26 15:43 x
先々月?だったか、行きました、上野の森。
週末だったので、人多し ^^;
科学博物館は、改装中(見学可)。

博物館もそうですし、
大自然の中で満天の星空を見たりすると、
ちょっと、何かの境地を覗き見した感覚になるものの、
あっという間に、また普段の煩悩だらけに戻ってしまい
いかんなー、と思う凡人の私 (-_-) なのでした。


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